[レビュー] ISO Acoustics ISO-PUCKを導入.

こんにちは.Nony(  )です.

圧倒的プアオーディオながら,最近はコンスタントに1記事あたり50人以上の方々にブログにご訪問いただいており,感謝感激雨あられでございます.

皆様,この記事は覚えていますか?


まだ読んでいない方は上記のリンクにてレビューを読んでいただけますと幸いです.

試聴機をお借りしたときからセッティングも変更されているので,また改めて導入した感想をレビューしたいと思います.

開封

あらためて開封しました.


2個1セットでの販売です.説明書は絵だけが描かれた簡素なものが入っています.


3つ取り出しました.これをCDプレーヤーに導入したいと思います.

導入

ということで,購入し,C-777へ導入しました.
ちなみに,
  • 横幅: 60mm
  • 高さ: 30mm
  • 重量: 0.18kg
  • 耐重量(1個): 最大9kg
です.4点支持で36kgまで対応となかなか重いものでも大丈夫です.

設置


前回試聴時は前2点,後1点でしたが,今回は前1点,後2点としてみました.

というのも


こんな動画だったり,


この商品だったり,キーポイントは「CDドライブの振動を極力逃がす」ことではないかと感じたので,CDドライブ直下にISO-PUCKが来るように前1点,後2点とすることにしました.

幸い,ガタツキもなく安定して設置できました.

再設置

このISO-PUCKですが,上面,底面ともに吸盤になっています.

これによりラックの棚板と本体をガッチリと固定することができ,滑りや浮きによる音質の影響を軽減できるのではと思いました.

ということでもう少しキッチリとセッティングしてみます.


まずはCDプレーヤーを裏返して本体底面とISO-PUCKを密着させます.穴や突起部があると密着しにくいのでそこを避けることがポイントになりますね.


そして密着させた状態でラックに設置し,棚板と密着させます.

レビュー

前回の試聴機レビューでは「ドラムやベースの最低域の暴れがなくなったけど,ピアノやバイオリンが整理されすぎる」と書きましたが,ISO-PUCK導入前にセッティングを見直したこともあってか,今回はまた印象がだいぶ異なりました.

ドラムやベースの最低域の暴れがなくなるのは前回と同様でしたが,今回は特にボーカルとピアノの音が向上し,感動しました.

特にピアノについてはそのグレードが向上した感じです.「アップライトピアノがグランドピアノになる」とか,「調律師が調律し直した」くらいの衝撃です.

聴いた瞬間,「今までCDで聴いてきた音楽は一体何だったんだろう・・・」とショックを受けました.

ピアノやストリングスにおいては,今までは聞こえてこなかった一段階低い音から重みを持って出てきて,音楽により立体感と生命力が出てきました.ただそれが窮屈になることなく,のびのびと空間に放たれるため,聴いててしんどくなることはありません.

「CDまだまだイケるやんけ・・・何が『レコードの方が良い』だよ.」

モニタースピーカー用のスタンドを作っている会社が出してきたインシュレーターがこうも音楽的な方向に効果を発揮するとは,思ってもいませんでした.

ボーカルについては,誇張は少し控えめになりましたが,声帯の震え具合や口・喉の開き具合などの微細な変化をより写実的に捉えることができるようになり,これにも鳥肌が止まりません.

EDMなどのコンプレッサーコッテコテの曲でもガビガビ言うことなくリニアな表現を可能にしてくれます.

前回と比較して副作用も感じず,思い切って導入して正解でした.


まとめ

ベースもボーカルもピアノも改善してくれたので,セッティング次第では全帯域に渡って改善してくれるアイテムになり得ると思います.

筆者が使っているラックはそこまで制振性が高くないのもあって,その効果が大きく出た可能性もありますが,デジタルメディアの可能性を感じさせてくれました.

筆者はホームオーディオを始めたときからずっとCDプレーヤを使い続けていますがやはりCDを聴きながら歌詞カードを読んだり,ライナーノーツを眺めるあのひとときが忘れられないので,CDをソースとして使い続けたいのです.

まだまだ変化するCDの音質に感動の治まらない筆者でした.

ISO Acousticsのこのインシュレータは大型故にブックシェルフスピーカには使いづらいかもしれませんが,最近は小型スピーカ向けの製品も出ています.


SM10は基本的にスパイクで音を作っているので使えませんが,別のブックシェルフスピーカーを導入する際には試してみたいと思います.

近年はDMSDのように高性能なものも出てきていますが,予算的に厳しい方にはオススメします.


最後に,オーディオ機器は多かれ少なかれ相性があるので試聴をオススメします.

今回のレビューはこれまでになります.
これから家にあるCDを片っ端から聴き直したいと思います.

それでは.

追伸,CDでここまで変わるとなるとレコードはもっと変化するんだろうなぁ・・・

レコードのセッティング欲も出てくるNonyでした.

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