[雑感] オーディオ機器の購入に対する価値観が変わってきたというお話

こんにちは.Nony(  )です.

今回は最近のオーディオ機器の購入やその他の必需品の購入を通じて自身の考え方が変化してきたと感じましたので,そのことについて綴りたいと思います.


関係ありませんが,上の写真は初めてYG Acousticを聴いたときの写真です.


今は昔,大学入学当時・・・

それはもう貧乏でした.

今でこそ家賃4万円のアパートに住んでいますが,当時は必修の授業や早期卒業を目指していたこともあり,現在ほどバイトに入れていなかったため,光熱水費すら厳しい,みたいな状況です.

もちろん,そんな状況で据え置きのオーディオなんてできる状況ではなく,ポータブルオーディオの中古(2万円以下)を年に1回購入するのがやっとでした.


就活が終わるまで・・・

中古の安いオーディオ機器をヤフオクなりメルカリなりから探して購入してました.
これも2万円以内.

この時点では幸いなことにわりと安定した収入額(そこまで高額ではありませんが)の得られるバイトに就くことができていましたが,4万円の家賃や光熱水費,研究室の学会参加費,就活費用など,趣味に回せるお金はそこまで多くありません.

旅行なんてもってのほかです.
自分の場合,就活が関西・関東だったので毎週のように向かえば貯金も1ヶ月で枯渇します.もちろん鬱状態.


現状どうなのか?

収入・支出に関して言えば,就活が終わるまでの状況と大して変化していません.
ただ,オーディオ機器やPCなど,これからの商売道具(?)になるものについては価格帯が大きく増加しています.

上記の経済状況を前提に価値観の変化について捉えていただけますと幸いです.


クレジットカードを手に入れる

大学院1年生のときに初めてのクレジットカードを手に入れました.
というのも,最初はやむを得ない状況のとき(「支払いがクレジットカードのみ」など)に使う用途としてです.

ですが,奨学金の貯金やバイト代から一括で学会参加費などをやり取りしていた筆者にとってはクレジットカードを利用する機会もそうそうありません.

つまり,クレジットカードを上手に使えば高額な製品を購入可能なことに気づきます.
利用可能額は20万です.学生からすれば大金です.

オーディオ専門店の人とやり取りするようになる

上記見出しの前に,まずはそれまでのオーディオ専門店に対する評価を書いておきます.

ぶっちゃけた話,オーディオ機器専門店の店員さんは好きになれませんでした.
おそらくオーディオ機器専門店の多くはそうかと思いますが

「一見さんお断り」
「若い人は放置」
です.

オーディオをされていない方からすれば「今どきそんなお店,高級料亭でもない限りありえないでしょ」と感じるかもしれませんが,それが現状だと自分は思ってます.

自分はとある専門店(アルファベット3文字のところなんですけどね)にて行われたとあるオーディオメーカーグループ(これまたアルファベット3文字のスピーカーメーカーで有名なんですけどね)の試聴会の参加を拒否されました.いわゆる「門前払い」です.

「金輪際専門店なんて行くもんか」と思いました.(今思えばたった一つの専門店だけでこんな感情になるなんて僕はどれだけ幼稚なのでしょうかw)



そんな中「若い人もたくさん来るよ」というお店の存在をTwitterで知るようになりました.(テーマから逸れるので店名の公表は控えますが,知りたい人は過去の記事を遡るなりTwitterにDMをしてくれればオフレコで教えます.)
今だから書きますが,「騙されたと思って行ってみた」ってやつです.

そうしたらいろいろ教えてくれるわ,「購入は辛いがとりあえず聴いてみたい」という状況でも相談に乗ってくれるわで,専門店に対する偏見は軽減されました.


「ここなら量販店より高いお金を払ってでも買いたいな」

と思うようになりました.


そして新品を購入する

今までは「働いて作ったお金でオーディオ機器を購入する喜びはひとしお」と考えていましたが,やはり新品を買うほうがその喜びが大きいことに気づきました.

これとか・・・

「クレジットカードを使って分割払い」,という状況なのでそんあ大それたことは言えませんが,少なくとも収入が「バイト代5~6万,奨学金8万5千円,仕送り3万円」で支出が「家賃4万円,光熱水費5千円,食事代3万円」という状況においては新品の10万円オーバーのオーディオ機器を購入することも不可能ではないのかなという印象です.


そして何よりも・・・

「高いお金を払ってでも購入したい」と思えるオーディオ専門店さんやメーカーの方と出会えたのはオーディオにおける学生生活で最大の収穫かなと思っています.

大変光栄なことに,学生生活の中でオーディオメーカーの開発者の方々とお話しする機会もあり,その中で自然と「このメーカーのオーディオ機器をいつかは買いたいな」と思うようになったメーカーさんもありました.



Paradigm Personaの試聴会は本当にたくさんの出会いがあった場所でした

そういう面でも「欲しい」と感じる価値観が変わったのかなと今では感じています.さすがにお財布と相談しながらにはなりますが,「欲しい」と感じたものを買えるように,そしてそれらのオーディオ機器が自分の身の丈にあったものと捉えられるように経済面でも人間性の面でも精進していきたいと思っています.


とはいえ・・・

自分が学生から少しずつお金を工面して現在があるように,今度は自分が「オーディオに興味がある!始めたい!」という人のためがもっと興味を持ってくれるようにしていきたいのも事実です.

どんな趣味でもそうですが,「初期投資にお金がかかる」ので,

  • その人達の興味を削いでしまうことのないように
  • 自分がオーディオを始めたときの初心を忘れないように

低価格なシステムも組んでおきたいと思っています.もちろん.自分が満足できる音質で.


念のため

「新品を買いましょう!」と言いたいわけではありません.CMで多いですが「収入と支出のバランスを大切に!」です.自分が納得できる形でお気に入りのオーディオ機器を買えるのであればそれがベストです.

あくまで「お金が足りないから妥協しまくって中古を買ってたときから考え方が変化した」ということをまとめたかっただけです.気に入った中古があればそれを買うのも良しだと思ってます.誤解のないように書いておきます.

まとめ

以上,「経済面」と「出会いの面」で変化したと感じるオーディオ機器購入の価値観をざっくりと時系列で書いてみました.

なんか下世話な話が多かった気もしますが,今では安い製品ばかり追いかけてた当時よりも精神的に余裕をもって趣味を楽しむことができていると感じています.

学生時代に生まれたご縁を大切にし,よりオーディオを楽しいものにしていきたいです.

文だけでしたが,最後まで読んでいただき誠にありがとうございました.
次回の記事もよろしくお願いいたします!!

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