[日記] 筆者のネットワークオーディオ再生環境を一度考えてみる

 皆様こんにちは.Nony(  )です.

だいぶ涼しくなってきましたが,いかがお過ごしでしょうか?
筆者はレコードにCDにストリーミングに,ざまざまな楽曲を引き続き楽しんでいます.

つい先日もストリーミングで聴いてカッコいいと思ったCDを3枚購入しました.

今回は,何かを新しく始めたときに毎回起こることである「悩み」について整理してみました.


「悩み」とは

すなわち,「今後どうネットワークオーディオを発展させていくか」です.

現在,筆者のNT-505を中心とするネットワークオーディオの環境は下図の通りです.


筆者所有の楽曲をUSBメモリに保存してNT-505に接続してNT-505をプレーヤー兼ファイルサーバーとして用いる方法です.また,対応するストリーミングサービスの楽曲も再生します.

今回はこのNT-505を拡張させていくと仮定した場合に,どのような方法があるかを考えていきたいと思います.

NT-505の機能をおさらいする

NT-505をネットワークプレーヤーとして用いた場合は主に以下のような機能があります.

  1. NASからの楽曲再生
  2. Spotifyなどの各種連携ストリーミングサービスからの再生
  3. Roon Ready
  4. MQA Decoder
つまり,これらを組み合わせた拡張が可能ということです.

また,上記4つの機能のうち,ハードウェアの追加が必要な項目は「1. NASからの楽曲再生」と「3. Roon Ready」になります.

さらに詳しく言えば,
  • NASのみを追加した場合
  • Roonサーバーのみを追加した場合
  • NASとRoonサーバーの両方を追加した場合
  • 現状維持
でどのような使い方ができるかが変わるということになります.したがって.これら3つの側面からどのような使い方があるかを考えて行くことにしたいと思います.

NASのみを追加した場合

オーディオ用NASの持つ機能によって多少異なりますが,大まかには下図のように現在USBとして使っている部分がNASに置き換わるのは間違いありません.


昔からかねがね思っていたのですが,なぜFidataSoundgenicDELAといった代表的なオーディオ用NASというのはあんなに多機能なんでしょう?

過去のWaversa WMiniNASのような,純粋なイーサネット出力のみのオーディオ用NASが今後出てきてもいい気がします.

確かに多機能なオーディオ用NASは必要です。例えばUSB-DACにつなぐだけでネットワークオーディオ環境を構築可能なトランスポート機能、PCレスでダウンロード・リッピングできる機能などはPCを用いたネットワーク上のファイル管理をしたことない人には大歓迎される機能です。

しかし、全てがそうである必要もないのかなと思います。


話は戻りまして、この環境は現代のネットワークオーディオでは最もオーソドックスな方法だと思います。

再生環境を徹底的にPCレスにしたい場合にはこの環境が最も良いのかなと思います。(NASはPCではないのかという質問は勘弁してください)

Roonサーバーのみを追加した場合

こんな環境を構築することが可能です。


Roonそのものが一部ストリーミングサービスにも対応しているため、ネットワークプレーヤー単体のみならずRoonを用いたストリーミングも可能になります。

また、Roonサーバーのストレージの中に楽曲を保存していけば、Roonサーバーを実質NASとして利用することも可能になります。原則としてRoonからの操作が必須となりますが。

RoonサーバーはIntel NUCなどのベアボーンPCを使って組み上げればオーディオ用NASより安く組み上がる場合がほとんどだと思います。音質はさておき経済的かつ高い利便性を確保することが可能です。

NASとRoonサーバーの両方を追加した場合

これが最も複雑ですが、非常に多機能な環境を構築できます。

例えば、


NASは独立させた状態でRoonサーバーに別途ストレージを確保するという方法です。

この方式を取ることで、Roonを使わないときはサーバーの電源を落としてPCのノイズの影響を低減できます。

さらにはNASとRoonサーバーの間に接続を構築して、


こんなことも可能です。ここまですればRoonを使うときとそうでないときで同じ楽曲を参照可能になります。

ここまで複雑化させる必要があるかは置いておいて。

現状維持

最後の選択肢は「現状維持」、つまりは「NASもRoonも導入せずにストリーミング主体でネットワークオーディオを楽しむ」という方法です。

TIDALやQobazなど,日本を取り巻く高音質なストリーミングのインフラは遅れている印象がありましたが,Amazon Music HDが特定レーベルとの契約など,徐々にインフラが整いつつあります.

ロスレスの音源をいつでも楽しめるのであれば,コレほど経済的かつ確実な方法もないと思います.不安材料があるとすれば楽曲数の拡大と外部サーバーとの接続の安定性と行ったところでしょうか.

現状,筆者はNT-505だけでなくCDプレーヤーやレコードプレーヤーも持っていますので,メディアの楽曲はそっちに任せることも可能です.

ダウンロード専用の音源が増えたときにNASを考えれば良いでしょう.(そもそもそのような楽曲は筆者のライブラリの中に存在しません.)


現状,筆者は今も悩んでいます.

ただ,そこまで大金もないのでできれば余計な出費とならないように慎重に選んで行きたいと思います.

そのためにはできればNASやRoonサーバーを実際に試聴してみたいものです.

以上,ざっくりとNT-505の今後の利用方法について考えてみた記事でした.
多機能というのはそれだけ多くのユーザの利用方法に沿ったものを提案できますが,私は多機能ゆえの悩みに苛まれているのかもしれません.なんとも贅沢な悩みです(笑)

今後も筆者は検討していきたいと思います.

最後まで読んでいただき誠にありがとうございました!
次回は多分,オーディオ環境の変化がありますのでそれを記事にしたいと思います.

それでは.



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