[雑感] 2020年のNonyのオーディオの振り返りと年末のご挨拶

皆様こんにちは,Nony(  )です.

1年が終わろうとしております.
ということで,2020年のNonyのオーディオの1年をまとめたいと思います.


SOULNOTE A-0導入

Nonyは1月になった途端に大きい買い物をしています.

今でもこのA-0が放つ輝きの虜になっています.5畳ばかりのオーディオルームでデスクトップオーディオをする筆者にとってアンプの「美味しい領域」を使えることが如何に嬉しいことか.

セッティングについてはレビュー当時と大きく変更していません.というか,現状のシステム構成でA-0に対する変更があまり見当たりません.(欲を言えばラックから出してあげたいところではありますが・・・)


買った当時と変わらず,今でも上流の音をリニアに,そして俊敏に出してくれます.

近年はUSB-DACを搭載したものやネットワークプレーヤー機能を有するもの,全ての操作をリモコンで行うものなど,多機能なプリメインアンプも出てきていますが,そんな中で「プリメインアンプとしての基本」に立ち返った,アナログ入力のみのアンプ.

SOULNOTEのプリメインアンプの中で価格は最もエントリーですが,「リモコンがない」(そもそもマイコンを搭載していないと思われます)など,ある意味で「最もストイックなアンプ」だと思います.この子に利便性を求めてはいけません.そんな気がします.

間違いなく,来年1年間もお世話になるプリメインアンプです.


初めてのオーディオルーム

就職に合わせて引っ越しをしたのですが,筆者には捨てることのできない野望がありました.

「オーディオルームが欲しい」.

賃貸だろうと関係ありません.隣人に迷惑をかけない範囲で,閉じこもって音楽を聴くことのできるお部屋が欲しい.

そして,鉄筋コンクリートの好物件を見つけ,オーディオルームを仕上げていきました.




あれから遮音レースの導入等はできていませんが,少しずつルームアコースティックにも手を入れていきたいですね.

とはいえ,目立つ配置は嫌なので,ラックの裏に隠すとか,遮音カーテンと窓の間に入れるとか,工夫していきたいと思います.


SIMAUDIO MOON 110LP v2導入

そしてSOULNOTE A-0の導入の際に同時に注文していたSimaudio MOON 110LP v2が6月に納品となりました!

A-0がフォノイコライザーを内蔵していないため,そのままではレコードが聴けなくなるということで購入したのですが,当時はまさかここまで待つとは思ってもみませんでした.

プリメインアンプ搭載のフォノイコライザーからのステップアップとしてはあまりにも「大きなジャンプ」をしてしまった感はありますが,トラブルもなく導入した頃と同じくシルキーサウンドを奏でてくれています.

さらに,7万円という価格ながらカートリッジに合わせた負荷容量・負荷抵抗の細かい調整,出力の異なる様々なカートリッジのための細かなゲイン調整と非常に多機能なので,これから入手するカートリッジにも十分対応できる対応力の広さを持っています.

筆者はこの110LP v2のことを「小さな巨人」と呼んでいます.レコードプレーヤーがバランス出力になるなどの大きな環境の変化が生じない限りはこのフォノイコライザーを使い続けるかと思います.自己責任の範疇にはなりますが,高品質なDCアダプターなど,音質面でも追い込むことができます.

TEAC NT-505の導入

2020年は筆者がネットワークオーディオデビューした年でもあります.




現状はSpotifyとTIDALからのストリーミング再生,Roonを用いた再生を主に行っていますが,この価格帯のネットワークプレーヤーの中では間違いなく最も多機能と言えるものだと思います.

例えば,非常に多機能な他社のネットワークプレーヤーにBluesoundのNode 2iが挙げられるかと思います.しかし,BluesoundはOpenHomeに対応していないため,他社プレーヤーとの組み合わせにはRoonが必要になります.(Node 2iはあの価格帯ではダークホースと言えるでしょう.なんせ対応するストリーミングサービスの数が圧倒的です.)

特定のメーカーやプラットフォームにこだわりがあったり,Roonを使ったシステム構築に力を入れている人はそれに対応したネットワークプレーヤーを買ったり,あるいはネットワークプレーヤーを「絶対に」一台しか使わない人はあまり気にせずに購入すれば良いと思います.

しかし,筆者のように「ネットワークオーディオ環境が今後自身のなかでどういう立ち位置になるのかわからない」という方はOpenHome必須だと思います.

LINNやLUMINなどのハイエンドネットワークプレーヤーはOpenHomeに対応していますので,ネットワークオーディオが今後主軸になる場合にも安心できる材料になるかと思います.

レスポンスについても音質についても十分に満足しています.MQAの有無やLUMIN App/OpenHomeのプラットフォームの違いによる音質差がハッキリわかるくらいには基礎体力を持ったプレーヤーです.

改善してほしい点は「純正アプリ」です.UIを見ればハッキリわかりますが,NT-505純正アプリ「TEAC HR Streamer」はLUMINのアプリケーションがベースになっています.しかし,アップデートが全くありません.

欲を言えばLUMIN純正アプリケーションに追従する形でTEAC HR Streamerもアップデートしてほしいと感じます.これでは「オーディオにネットワークを取り入れることの意味」を十分に満足できる環境を整えることは難しいかなと感じます.

音質については,生真面目でありながらもバランス接続は非常にパワフルで,浮ついたような印象は皆無です.特に純正アプリやLUMINのアプリを使った場合の音は現代的で筋肉質になり,RoonやOpenHomeを使ったときよりも表現力豊かでついつい聴き入ってしまいます.

オーディオの新たな世界を筆者に教えてくれたという意味で,2020年のオーディオ購入に際し最も衝撃の大きかったコンポーネントと言えます.

DENON DCD-A110導入

2020年最後のオーディオの購入はDENONの創業110周年記念モデルの一つであるSACD/CDプレーヤー「DCD-A110」です.

ガンメタを見た瞬間DENONのデザインとのマッチングに惚れて,SX1 Limitedを筆頭とする近年のDENONのサウンドが好みであったこともあり,社会人初ボーナスで購入するという・・・・・w


非常にアップテンポなダンスミュージックからゆったりしたジャズまで比較的広いジャンルを聴く筆者ですが,得意不得意なく細かく・きらびやかに・スピーカーを一回りも二回り大きくしたような広がりを見せてくれます.

音抜けが非常に良く,耳にまとわりつくような不快感もありません.そして広がりもとても広いのに薄味にならない.

今まで「ありそうでなかったサウンド」だと思います.

もう少し聴き込んでレビュー記事にできればと思います.
5年間の保証が付いていますので長い付き合いになりそうです.

総括

スピーカーとラックと電源とレコードプレーヤー以外でシステムに変更があった年です.
ちょっと買い物しすぎた感はありますが,学生の頃に比べて妥協なくオーディオ機器を選べるようになった喜びはこれからの筆者のオーディオ人生にとって大きなターニングポイントとなることでしょう.

楽曲もCD・レコード・ストリーミングと非常に多くの楽曲に出会えた一年でした.
特に,NT-505を導入してからというもの,昨年の比ではないほど多くの楽曲を聴いて楽しむことができています.またそのあたりについては,NT-505を導入して1年経つ頃にでも記事にできればと思います.

とはいえ就職2年目になると,1年目とは違い,給与があまり上がらない状況で住民税が加算されるので,今年に大幅なグレードアップをしたことは正解だと感じています.


年末の挨拶

今年一年も多くの方々がこのブログを読んでくださり,大変感謝しております.また,このブログのみならずTwitterでも多くの方々とのやり取りを通じてオーディオに関して多くの繋がりができ,たくさんの刺激を受けることができました.

新型コロナウィルス感染症の感染拡大に伴い,ほぼ一年間を通じて大型のオーディオのイベントが開催されなかったことは非常に寂しいですが,こういった感染拡大予防一つ一つの積み重ねが来年の希望につながると信じて,より活発にオーディオの活動ができる日が来ることを切に願っております.

今年は人生で初めて帰省をしない年末年始なので,自宅の掃除をしつつゆっくりとオーディオ三昧したいと思います.(先日CDを衝動買いしました.)

寒い日が続きますので,お身体にお気をつけてお過ごしください.

皆様,良い年末をお過ごしください.
2021年も2020年同様によろしくお願い申し上げます.(ひょっとしたら2020年中にもう一つ記事をアップするかもしれませんが.)

次回も乞うご期待ください.
それでは.

 

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