[雑感] オーディオ始めてはや10年
皆様こんにちは!Nony( Follow @Nony________ )です.
最近ふと思い出しました.
「オーディオを始めて10年やんけ!」と.
筆者のオーディオのスタート
筆者にとってオーディオの魅力に気づき始めたのは10年前,まだ中学生の時でした.
きっかけは両親から買ってもらったクリスマスプレゼントのATH-CKM55でした.
当初はウォークマンをねだったのですが,高価だったので筆者がお年玉でウォークマンを購入する代わりに高音質なイヤホンを購入してくれたという経緯だったと思います.
金額の観点からATH-CKS55と迷いましたが,ボーカルの表現力でATH-CKM55を即決しました.
中高域のクリアさを売りにしたイヤホンではありますが,明らかに深く沈み込む低域の迫力と今までに聴いたこと無いようなボーカルの透明感に心打たれてしまいました.
高校生ですっかりポータブルオーディオの沼に
高校が普通科でしたのでアルバイトは禁止されていましたが,それでも両親からもらうお小遣いのお釣りやお年玉を貯金してポータブルオーディオプレーヤーやイヤホン,ヘッドホン,アンプなどを揃えていきました.
ウォークマンAシリーズやSONY XBA-10,DENON AH-D340,Fiio E17などを持っていた記憶があります.
当時のウォークマンAシリーズはS-MASTER MX搭載機特有のホワイトノイズがあり,我慢していたこともありましたがポータブルアンプを利用した際にそのノイズが無くなったときの感動は非常に大きいものがありました.
一度は辞めたスピーカー
実は高校生の時に,一度スピーカーで聴くオーディオを始めました.父が学生時代に使っていたものの多くを譲ってもらった形です.
しかし,使い始めてすぐにプリメインアンプが壊れ,スピーカーが壊れ,CDプレーヤーが壊れと,筆者の経済状況ではどうにもできない状況でしたのでここで一度辞めてしまいました.
DENON DCD-1510,YAMAHA A-6,Technics SB-6などがありました.
”三段重ね”
高校生活終盤から大学生活2年間まではヘッドホンで音楽を聴く環境として,「三段重ね」(iPod→Cypher Labs Algorhythm Solo-R→Fiio E12)をしてHifiman HE-400で音楽を聴いていた時期もあります.現在となってはハイエンドなポータブルオーディオプレーヤー1台で鳴らしにくいヘッドホンを鳴らすことができるイイ時代になりましたが,当時はAK380が出てすぐの頃で,筆者のようにお金のない学生は中古の寄せ集めで低感度・高インピーダンスなヘッドホンを鳴らす他ありませんでした.
今となってはフラッシュメモリも十分に大容量になっていますし,DAP単体の出力も現在では向上していますから,さすがに三段重ねを再開するようなことはないと思いますが,非常に大きな経験をさせていただきました.
再開したスピーカー
そして大学2年生のときにスピーカーを再開しました.
まずはプリメインアンプ・CDプレーヤー・スピーカーから始め,途中でレコードプレーヤーやUSB-DACも追加しました.
そしてUSB-DACはやめ,就職後にネットワークプレーヤーを導入.以降は据え置きのシステム構成に大きな変化はありません.
ポータブルオーディオを整理
就職してから徒歩の距離が非常に少なくなったので,最近はポータブルオーディオを整理しました.
ただ,ヘッドホンやイヤホンを使ったオーディオをやめることも無いと思います.
DAPを中心に据えたオーディオの最大の利点は「可搬性」にあると筆者は考えています.屋内でも屋外でも,移動時間などのスキマ時間を使って自分の好きな音楽を聴くことができるというのは忙しい人にとっても至福のひとときを享受できる手段となり得ます.
筆者も自宅の外で買い物をする際にイヤホンで音楽を聴いています.出張や旅行のときにはAH-D1200とDragonfly Blackで音楽を聴くことで,各環境で筆者が満足できる最大限の環境で音楽を聴くことができています.
この10年を振り返って
かなり遠回りしてしまった感覚は否めません.
ただ,10代でオーディオを始めていて良かったという確信はあります.就職してから始めていたら学生時代よりも多い収入でより遠回りをしていたと思います.
最近は心境の変化があり,同じ機能を持つものは極力1つで済ませる方向に整理していきたいと思っています.
例えば,現在でも筆者はイヤホンやMMカートリッジをそれぞれ3つ所有している状況ですが,最終的にはこれも一つに絞っていきたいと考えています.買い換えるか1つのみ残すかは未だ未定ですが.
また,ホームシアターと据え置きオーディオを統合したシステムを構築していきたいです.
アニメが好きではあるもののスピーカーが非常に多かったりなどで躊躇していた点も多々ありましたが,オーディオシステムを破壊的に変更することなく共存が可能なことがわかってきたので少しずつ貯金してシアターも構築していければと思います.
更には、筆者の追究する「デスクトップオーディオ」を、より「生活に身近なもの」へと昇華したいと考えています。この考えに至るまでにも様々な経緯があったのですが、詳細は実践する頃にでもお話できればと思います。
これらの考えに至るまでの過程と捉えれば、遠回りしたことそのものに対して後悔はしていません。
筆者には最短の近道ができるだけの感性や状況、考えがなかっただけのことであり、むしろ上記の考えに至るにはこれまでの遠回りは避けては通れなかったでしょう。
今後はホームシアターとオーディオの統合を主軸に捉えつつ、余分なものを絞っていく方向で筆者が音楽と映像を楽しむことのできる環境づくりに邁進していきます。
以上、オーディオを始めて10年が経過した筆者の振り返りと所感でした。
正直なところ、戸建てに住んでそこにオーディオ&シアタールームを作りたいという夢もありますから、早いところオーディオシステムは固定化させたいところです。
様々な機器を気分や音源によって使い分けて楽しむオーディオを楽しんでおられる方も少なくないでしょう。もちろんそれもオーディオの楽しみ方の一つかと思います。この記事の通り筆者にもそんな時期がありました。
しかし、しがないサラリーマンであるNonyにとってそんなことをしているお金も時間も有りません。「音楽あってのオーディオ」とも考えていますから,「たくさんの機械がある」ことよりも「たくさんのCDやレコードがある」ことに憧れのあるタイプの人間でもあります.
「初心忘るべからず」と常に唱えておきます.
それでは.
アップグレードに合わせて10周年、おめでとうございます!
返信削除普段はあまり経験年数を意識することがない趣味ですが、だからこそ長く楽しめるのかもしれませんね。
一口にオーディオと言ってもそれぞれの人の歴史や考え方があり、それをこうして垣間見ることが出来るのは面白く感じます。どれが正解というわけではない、金子みすゞの世界ですよね。
余談ですが、Nonyさまのオーディオ歴とでも言うべきそれが、自分のものと似通っていてシンパシーです。
Qso様、ありがとうございます。まさか両親に買ってもらったイヤホン1つでここまで来てしまうとは、自分自身も驚きを禁じ得ません。
削除イヤホン、ヘッドホンからスピーカーに移行するという人は最近よく見かける印象です。