[日記] SOULNOTE A-0の足元を再考する ~(1). インシュレーター編~

皆様こんにちは!Nony(  )です.

そろそろ動き出すことにしましょう.
SOULNOTE A-0の置き方を見直したいと思います.

経緯

SOULNOTEユーザーはお分かりかと思いますが,SOULNOTE製品って多くのオーディオメーカーの機器の中でもトップクラスにセッティングに敏感な機種が多いです.

エアコンのオンオフとか,アパートだと近隣の電気事情とか,置き方で如実にクオリティが変化します.

特に置き方についてはハードルの高いものも多く,

ラックにスパイクを直接って,おいおいおいおい(・・;)

ラックの変更とかで買取に出すことを考えればあまりしたくないという心理もはたらきます・・・(筆者は今のラックは変更後に廃棄予定ですのでやろうと思えばやっても良いのですが)

で,前回の記事でオーディオボード(コーリアンボード)をレコードプレーヤーに移動させたことについてはお話しましたが,

レコードプレーヤーの影響しないCDやネットワーク再生においても,コーリアンボード無しのほうが音の不自然な硬さが取れて結構イイ感じです.

どうもSOULNOTEの製品は石や金属などのボードよりも木材との相性がイイ感じです.

そしてさらには

もしコレが本当であれば機器の下部にもある程度空間があったほうが良いはず,という推測に至ります.

この推測のもと,A-0がよりその本領を発揮するべく見直そう,というわけです.

まずは家にあるもので試す

筆者は平社員、つまりは万年金欠なので,こういったアクセサリーを安易に買うようなことはしたくありません,「まずは実際に変化があるのか」,そして「その変化がポジティブな方向として現れるのか」を今回の記事では試したいと思います.

さっそく家の中を探すと・・・・・ありました.



山本音響工芸のアサダ桜インシュレーターです.
筆者がD-55EXをメインスピーカーに使っていた際にインシュレーターとして使っていたものです.

また,調べてみると

アサダ桜とバーチは気乾比重が近く,硬さが類似しています(アサダ桜が若干硬い程度).

両方ともカバノキの仲間ですので,今回の検証で得られる結果は筆者自身としては参考になるかなと感じています.

セッティングの構想

ここでセッティングをどうするかが重要になってきます.

考えられる方法は
  1. 現在のセッティングを維持
  2. アサダ桜のインシュレーターの上にスパイク受け
  3. アサダ桜のインシュレーターの上に直接スパイクを差し込む
の3つになります.

早速いってみましょう!

試聴楽曲

ソースがCD、レコード、ネットワークと多岐に渡りますので、今回は予め各メディアごとに試聴楽曲を提示しておきたいと思います。ここで提示される楽曲以外にも気分で様々な楽曲を聴いています。選定基準は気分です。

CD

CDは以下の楽曲を試聴曲としました。
  1. GoGo Penguin - Raven (from "A Humdrum Star")
  2. BartolomeyBittmann - Wasten (from "Dynamo")
  3. Posthuman - Posthuman (from "Ghost in the Shell S.A.C_2045 O.S.T")

ネットワーク

ネットワーク再生では以下の楽曲を試聴曲としました。なお、再生にはRoonではなくNT-505純正コントロールアプリ「TEAC HR Streamer」を使用します。音源はストリーミング・筆者所有楽曲混在です。
  1. Muse - Exo-Politics (from "Black Holes & Revelations")
  2. YOASOBI - ハルジオン (from "The BOOKS")
  3. BSOD - Afterburner (from "No Way, Get Real")

レコード

レコードの試聴曲は以下の通りです。

  1. Miles Davis - Backyard Ritual (from "TUTU")
  2. Paul McCartney - Say Say Say (from "Pipes of Peace")
  3. The Clash - London Calling (from "London Calling")

なお、試聴曲が多いので今回の比較では全体的な印象を述べていきたいと思います。

アサダ桜の上にスパイク受け

現状の音は普段のデフォルトとして覚えていますので、早速スパイク受けの下にアサダ桜インシュレーターを置くことにします。


聴いた感想ですが、
フラフラする。

確かに出音は幾分か開放的になり、SOULNOTEお得意のストレートさもありますが、なんか「生まれたての子鹿」みたいにフラフラおぼつかない印象です。ボーカルやら楽器やらがユラユラユラユラ・・・・・

さらにはスネアやクラップなどの締りが不足しています。クラシック主体であればこういったセッティングもいい感じに決まるかもしれませんが、筆者の用に比較的コンテンポラリーな楽曲を聴く人間からしたら違和感が出てくる人も多いかもしれません。

スパイク受けをステンレスからより鳴きの少ないマグネシウムにすれば良くなったりするのでしょうかね・・・?あるいは本当にバーチにしないと効果は得られないのでしょうか・・・?

スパイク受けとインシュレーターが滑りやすいというほどもさほどなく、安定しているように感じましたが、なかなかに不思議です。

アサダ桜の上に直接スパイク

気にすることなく、次に行ってみたいと思います。

次はスパイク受けを用いず、アサダ桜のインシュレーターの上に直接スパイクを置きます(山本音響工芸様、申し訳ございません!!!)

・・・・ブスリ!


・・・・やってしまいました。もう後戻りはできません。

ちなみにですが,現在A-0に使っているスパイク受けはFundamentalのSP-330です.


(↑このときはストレートさに惚れてコーリアンボードをA-0の下に敷いてたようですね.まぁ,機材も変わっていますし,好みも変わるということでしょうか.)

さっそく聴いていきます。
肝心の感想ですが、

・・・なんかボンヤリ.

この方法では筆者の環境ではストレートさ,解像度までスポイルされてしまいます.金属的なクセが乗っからなくなった感覚も受けますが,総合的に言えばスパイク受けを使っていたほうがまだ良いです.

うーん・・・

「もしかして木目方向が影響していたりするのか!?」ということで,90°回転させて再設置してみました.


・・・なおさらボンヤリ.

こういうことがあり得るので下手にお金をかけたくないわけです.

MDF(筆者所有のオーディオラックの材質です)の持つ振動吸収性能とステンレスのスパイク受けの組み合わせが相乗効果としていい塩梅になっているのかもしれません.


以上、SOULNOTE A-0のインシュレーターを検討してみました。

結果は現状維持.

ちなみにですが、

「ステンレスは音がキレキレ.厚いほうが良い」
「マグネシウムは置く場所でも変わる.樺との相性は良い」
「木製は癖が一番少ないが音が緩くなる」

筆者の場合だと現状維持が最も良いというのも頷けます(正直な話、キレキレすぎるのも好みでは無いのですが)。

ということで,スパイク受けやインシュレーターについては当分,現状維持で行きます.ラックが変わる頃にまた見直すことになるかと思います.

SOULNOTEのスパイクといえば

カーボンワッシャーの効果が話題になっています.S-3(SACDプレーヤー)のみならず他の機種でも効果があるとのこと.ゆくゆくはこちらも試してみようと思います(なので記事タイトルに番号を振っています).

・・・いつになるんでしょう?

最後まで読んでいただき誠にありがとうございました!
次回も乞うご期待です!

それでは.

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