[レビュー] 端子クリンを試してみた!

皆様こんにちは!Nony(  )です!

先日,Philewebにてこんなインターネット配信が開催されました.

実際に生放送がありまして,配信終了後にアンケートがあったんですが,そのアンケート回答者に対し抽選でプレゼントがあったようです.

今回,幸運なことにプレゼントに当選し,手元に届きましたので実際に使用感をレビューしていきたいと思います.

届いたものは・・・・

記事名でバレバレですが,そこは知らないつもりでご覧いただけますと幸いです.

この箱に入って届きました.
余談ですが,ヤマト運輸のこの「はがせる伝票」は嬉しいですね.画像の編集無く簡単かつ確実なプライバシー保護ができます.

開けると紙が2枚と端子クリンのサンプル本体が.

1枚目.当選連絡です.


2枚目.端子クリンの説明です.

早速本体を並べてみましょう.

左からAC100Vコンセント,RCAプラグ,RCAジャック,バナナジャック,IECプラグ端子用が各1本ずつ入っています.

端子クリンとは

名前だけは聞いたことがありますが筆者も詳しくは知らなかったので調べてみました.

「端子の形状をしたスティックに凹凸をつけて硬さを調整することでクリーニング効果を発揮するようにした商品」とのことです.

入り口が細い端子のクリーニングにうってつけですね!

通常こういった接点の清掃アイテムの殆どは無水エタノールや研磨剤,化学薬品が使われていることが多いですが,それらは無使用とのこと.

無水エタノールを使うのであればまだしも,研磨剤や化学薬品を安易に使うことに対し気が引ける人はこの時点でかなり嬉しいのではないかと思います.

筆者も「ナノ金属微粒子配合!」みたいなやつとか化学薬品が使われたようなものは,一時的に改善しても後々大変なことになる気がしていて使うのは億劫です.

また,筆者が愛用するSOULNOTEは公式に「化学反応によって樹脂部品が溶解するため接点復活剤などの化学薬品が含まれたものは使わないでください」とユーザーに対し注意喚起しています.

今回はこの端子クリンを使って筆者愛用の一部機器の接点をクリーニングしてみたいと思います.

クリーニングする機器の選定

どうせ試すなら長く使っていて接点が汚れていそうなものを使って「うぉ!汚れがゴッソリ!」と実感したいものです.

ということで,現在筆者所有の機器の中で最も使用歴の長い方から3つ選びました.

  1. TASCAM AV-P25RMk3(電源ディストリビューター)
  2. ONKYO CP-1050(レコードプレーヤー)
  3. Zonotone 6NTW-6060 Meister(フォノケーブル)

特にAV-P25RMk3は5年選手(筆者が始めて一人暮らしでオーディオを購入したときから使い続けています)なので掃除し甲斐がありそうです.(もう5年使っているのでアップグレードを考えてもいい頃ですが先立つものが無いのでまだまだ共に過ごします.)



早速試す

今回は使用機器に合わせ以下の2つを使います.
  1. AC100Vコンセント用
  2. RCAジャック用
  3. RCAプラグ用
それでは,さっそく磨いてみましょう!
(もちろんのことですが,清掃の際は対象機器の接続を全て壁コンセントから外しましょう.)

まずはAV-P25RMk3のACインレットから磨いてみます.

!?

「うぉ!汚れがビッシリ!」

思いの他汚れがビッシリついてて驚きました.もっとこまめに端子類の清掃をせねばですね・・・・

お次はCP-1050のRCA端子.


こちらもACインレットほどではありませんがわずかに汚れがついています.

最後にRCAケーブル.

ちなみにこの端子クリンですが,個人的に最も感心したのは


!?

そうです.反対側もちゃんと端子の清掃に使える構造になっています.

たとえばRCAプラグ用だと+側と-側を,RCAジャック用も+側と-側,ACインレット用もインレット側とプラグ側の清掃を1本でまかなえるようになっています.すばらしく単純かつエコな構造です.

で,RCAプラグも磨いてみると

ちゃんと黒ズミが取れています.


いくつか曲を聴いてみる

清掃前後で曲を聴いてみます.詳細は省きますが,いつもどおりGoGo PanguinのRavenと,あと最近ヘビロテしているRezz x Deadmau5のHypnocurrencyあたりを.


その他にも色々聴いてみます・・・・

・・・・なるほど.

今までの解像度をひっくり返すような劇的な変化はありません(というかされては困ります)が,一音一音のみずみずしさが増します.

また,エレクトロ系の音楽によくある歪ませたウォブルベースなどの重低音が耳に刺さることも少なくなり,より快適に音楽を聴くことができるようになりました.

MUSEなどのバッキバキなオルタナティブ・ロックも一音一音に浸透力を増しつつも音離れが悪くなるといったことなく,キビキビと音楽が奏でられます.

こういう端子の汚れは時間とともに徐々に進行していくので耳が慣れるためかなかなか気づきにくいと思っていますが,いざ清掃してみるとその変化に驚くことが多いのもまた面白いです.

気になった点

一点だけ気になった点があります.

それが「摩耗」

樹脂で接点(=金属部分)を磨くわけですから,耐久性という観点では端子クリンは圧倒的に不利です.
ここで,もう一度磨いた後の端子クリン本体を見てみたいと思います.




写真ではわかりにくいのですが.樹脂にあった凹凸面がツルツルになっています.

これが本体ジャック内部などに残るとなると精神衛生上,うーん・・・・・

さらには,ACインレットのプラグ側など,場所によっては清掃時のはめ込みがすごく硬いものがありました.無メッキは問題ないかと思いますがロジウムメッキなどの比較的剥がれやすいメッキ部分などは安易にこれを使う前に耐久性を確認したほうが良さそうです.

総評

上記の理由から毎回の接点の清掃で使うのは少し考慮したほうが良いかもしれませんが,エタノールで取れないようなしつこい汚れ,ACインレットなどの清掃が難しい部分には重宝するアイテムになるかと思います!

筆者であればRCAなどの綿棒とエタノールで磨ける部分は綿棒を使い,ACインレットなどの奥まった端子の清掃や,エタノールでは取れない汚れを見つけた場合に使いたいと感じました.

あと,端子クリン本体が白いのは実際に取れた汚れを視覚的に確認できて効果を実感しやすいです.白いのにもちゃんと理由がありそうですね.

以上,端子クリンのサンプルを使ってみたレポートでした.

ケーブルをずっと挿しっぱなしで頻繁に抜き差しすることもないのですが,意外と汚れって溜まるものですね・・・・

特にACインレットの汚れと言ったら少し,というかかなりショックでした.

師走の大掃除に合わせてクリーニングするとか,頻繁にしないのであれば端子クリンの価格も決して高いものでは無いのかもしれません(正直言って,価格だけ見ると少し驚く価格です.)

最後に,消耗品ですので分別はちゃんとしたほうが良いと思います.樹脂なのでなおさら.

今回も最後まで読んでいただき誠にありがとうございました!
次回も乞うご期待です!

それでは.

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