[レビュー] PRaT Sound GRV-RISER PD12のレビュー

皆様こんにちは!Nony(  )です!

8月も終盤に差し掛かって参りましたが夏バテ等していませんでしょうか?
筆者はお盆に昼夜逆転してしまいここ最近は生活リズムを戻すのに必死でした.

今回は前回に引き続き,PRaT Sound様よりお借りしていますアクセサリのうち,特殊なチューニングを施したUSB PD 12VトリガーケーブルのGRV-RISER PD12をレビューしていきたいと思います.

おそらく世界初(?)のオーディオでの使用を想定したトリガーケーブルです.

前回

前回は今回のレビューの前提となります,GaNを採用したACアダプターをルーターに使用した際の音質レビューを行いました.

前回記事をまだお読みになっていない方はそちらも合わせて読んでいただけますと今回の内容がより理解しやすくなるかと思います.



紹介


今回も前回の記事に引き続き,埼玉県にありますPRaT Sound様(  )より試聴機をお借りしてレビューしております.

PRaT Sound様は諫早市にありますオーディオラボ様の製品の販売を含め,スイッチング電源などの機器に対する探究も熱心にされております.

PRaT Sound様,貴重な機会を誠にありがとうございます!

商品概要

今回試聴する商品は下記リンク先のものになります.

GRV-RISERの呼び方は"Groove Riser"とのことです.

下記リンク先に商品制作の経緯があります.

どうやらノーマルのトリガーケーブルを組み合わせて使ったときに若干ノイジーに聴こえた様子です.

標準トリガーケーブルとGaN ACアダプターを使った時点で個人的には非常に好印象だったのですが,今回のレビューでどう変化するか非常に楽しみです.

外観

ケーブルのDCジャック付近に熱収縮チューブがかかっており,その中にある部品の概形が確認できます.





正直言ってしまうと見てくれは良くないですが,「回路部分は十分に保護しているので無理な力をかけない限り破損はしない」とのことです.

量産体制が整えばモールドのケースで回路部分を覆って・・・・というのもできるのかもしれませんが,そのモールドのケースを作るのに(3Dプリンタであれ金型であれ)コストがかかりますので,良く言えば「徹底的なコストカットの結果」とも言えます.

使用方法

一般的なUSB PDトリガーケーブルと同じ方法です.USB PD対応充電器のUSB Type-C端子に接続して,DCジャックを接続先機器と接続します.


やはり回路部分が曲がらないですが,回路部分が極端に重いということもないため,通常使用の範囲ではケーブルや端子にそこまで負荷はかからないと思います.

使用箇所

前回の使用箇所と同様に,筆者のネットワークオーディオ環境の中で唯一12VDCで動作していますルーター(TP-Link Archer A2600)の電源及びGaN ACアダプター(RAVPower RP-PC128)の間に使用してレビューします.


なお,USB PDによる電源供給は出力電流が最大3Aで規定されていることに注意し,接続先機器の電流容量の電流が3Aを超えないことを確認してから使用するようご注意願います.

また,今回使用するGRV-RISER PD12は12VDCトリガーケーブルですので定格電圧が12V,定格電流が3A未満の機器に使用するようにしてください.

試聴楽曲

前回記事のGaN ACアダプターを試したときの5曲に加え,その他諸々といたします.
詳細は下記ブログ記事をご参照いただけますと幸いです.



レビュー

一聴して違いに気づきました.

・・・クリア・・・!

というより,最も驚いたのが,前回のGaN ACアダプターをレビューした際に使用した標準トリガーケーブルが音質を劣化させる大きな要因の一つであったことです.

「前回のレビュー時点で十分に大きな改善を感じたのに,ケーブル一つで更にその上の領域が実はあった.」(個人的にオーディオで最も怖いことです)

いわゆる「オーディオあるある」ではありますが,久々に痛感する瞬間でした.

商品説明に記載されていたような「ノイジーさが軽減される」というよりも,スピーカーから音が出てくる過程の中で目詰まりしていた何かがなくなってスーッと流れ出てくる感覚を受けました.

また,これは筆者の環境故かもしれませんが,音楽の情熱感といいますか,一音一音がしっかりと熱を保って出てきます.音痩せしたり,妙に落ち着いたりと言った違和感は感じません.

音の硬さは若干柔らかくなる方向へ働くかと思います.バッキバキの音が好みの人には向かないかもしれませんが,個人的には聴き疲れもやわらぎ必要以上に硬さをスポイルすることもありませんから,「もう少し聴きやすいサウンドが欲しい!」というユーザーにはうってつけなのではないでしょうか.

以上,PRaT Sound GRV-RISER PD12の試聴レビューでした.

個人的にACアダプターに対しては半ばあきらめていたといいますか,特に今回利用したネットワーク機器などはスイッチングタイプでないと電流供給が厳しかったり,瞬間的に電流が不足したりと安定動作に不利なので純正から積極的に交換することもありませんでした.

前回のレビュー記事や,今回のオーディオ志向のPDトリガーケーブルが引き金(トリガーだけに)となりオーディオ機器のACアダプター事情もポジティブな方向に進めばと願うばかりです.

最後に,PRaT Sound (  )様には試聴機貸し出しにあたり前回記事と今回のレビューの掲載を承諾いただきました.誠にありがとうございました!

少しでも今回レビューした製品やGaN ACアダプターが気になる方がいらっしゃいましたらぜひPRaT Sound様にお問い合わせしてみると何か良いきっかけになるかもしれません.

*****以下追記*****

2021/08/21
2021年8月21日現在,PRaT Sound様のオンラインショップが一時休業となっています.

再開された場合はまた当記事にて追記いたします.

2021/08/25
PRaT Sound様のオンラインショップが再開されました!


*****以上追記****

今回も最後までお読みいただき誠にありがとうございました!
次回も乞うご期待です!

それでは.

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