[Roon] 真の「ストレージとストリーミングサービスの楽曲の一元管理」とは何かが分かる一つの機能
皆様こんにちは!Nony( Follow @Nony________ )です!
今回は筆者がRoonの利便性の一つに挙げている「ストレージとストリーミングサービスの楽曲の一元管理」について実際の操作例を元に皆様にその一端をお披露目できればと思います。
「Roon Ready」や「RAAT」といった言葉で、(少なくとも日本では)音質的優位性に目が行きがちなRoonですが、筆者個人としてはRoonの最大の特長はそこではなく、「ストリーミングとストレージの楽曲を統合して一元管理できること」だと考えています。
それは「Roonに全てを任せれば万事OK」ということではありません。しかし、少しのRoonの操作で「一元管理できている」と言う状態に限りなく近づけることができると筆者は考えています。
実際にRoonを操作していてそのような局面に出くわしたので、皆様に紹介したく思います。
アルバムが2つ・・・
筆者のようにリッピング・ダウンロードしたアルバムとストリーミングサービス上のアルバムをRoonで聴くユーザーだとわかると思うのですが、
「Roonのアルバムリスト上に同じアルバムが表示される」という事象が時たま発生することがあります。
「????????」となっている方々のために実例をお見せしますと、
!!!!!!!!
同じALDNOAH.ZEROのサントラですが、左がストリーミングサービス上の音源で、右がリッピングした筆者所有の音源になります。
「気にならない」という人もいれば「気分でどちらを再生するか選択する」という人もいると思いますが、筆者としては
「別のアルバムは自動で統合できている(実際にRoonが自動で一つにまとめている)のにこれだけ残るのは非常に不自然」
と感じてしまいます。
しかしココからがRoonの「非常に良くできている」と感じるところで、ファイル本体のタグなどを大幅に編集することなく手動で統合できる機能があります。
以下に少し実演してみます。
アルバムを統合する
「ファイルタグがストリーミングサービスのデータと全く異なる」なんてことがなければ(←ココ大事)数ステップで完了します。
1. 統合したいアルバムを長押しで選択し(アルバムアートが青くハイライトします)、「Play Now」の左側にある「・・・」から「Edit」を選択します。
2. 「Album Editor」なるものが開きますので、「EDIT ALBUM」から、ストリーミングサービス上のデータで異なると思われるものを編集します。
今回はアルバムリスト上で表示されるタイトルが日本語と英語で異なっていたため、「TITLE」の項目を「Prefer Roon」ではなく「Prefer File」にします。
編集できたら「Save」をクリックします。
ちなみに楽曲ジャンルや作曲者も変更できます。
4. Saveしたあとのアルバムリストです。2枚あったものが消えて、ストリーミングサービス上のアルバムだけ表示されています。
ここで大事なのは「今まで表示されていたリッピングしたアルバムが消えたわけではない」ということです。この時点でアルバムの統合自体は完了しています。
ALDNOAH.ZEROのサントラを選択してみます。
5. 「VERSIONS」を選択すると、リッピングしたアルバムも合わせて表示されます。
また、ストリーミングサービス上のアルバムに「Primary Version」の表示があります。
つまり、「Roonのアルバムリスト上には統合されたアルバムの内優先順位の高いほうだけが表示される」ということです。
優先順位の低い側(今回はリッピングしたアルバム)の右側にある「・・・」から「Make Primary」を選択すると・・・・
6. 優先順位が変更されます。ここでアルバムリストに戻ります。
7. ストリーミングサービスのマークが消えています。つまり、リッピングした筆者所有のアルバムが優先的に表示されています。そのまま再生を開始すればストリーミングサービスではなくリッピングしたデータが再生されます。
これで再生するたびに「どちらを再生されるか」なんて気にせずにアルバムリストから再生開始するだけでユーザーの再生したい側のデータが再生できます!
注意点
先にも述べましたが、この数ステップで統合できるようにするには「ファイルタグがストリーミングサービスのデータと全く異なる」なんてことがないということが大事です。
いちおうRoon上でもカスタムでユーザーが手入力することで合わせ込むことはできますが、Roonは「楽曲のタグそのものは変更しない」ので例えば別のプレーヤーソフトなどで該当のファイルを見たときにはタグがハチャメチャなままです。
一時期の筆者のようにこれまでリッピングやダウンロードした楽曲を全てタグ編集というのも非常に面倒くさいので、リッピングしたものから徐々にタグを合わせこんでおくことをオススメします。
以上、Roonでの「ストレージとストリーミングサービスの楽曲の一元管理」により近づくことができる機能の紹介でした。
今までRoonを使ったことがないオーディオファンにとって少しでも興味を持つキッカケになれば幸いですし、Roonで同じ現象で困った方々の参考に少しでもなれば幸いです。
Roonはイイぞ!
今回も最後まで読んでいただき誠にありがとうございました!
次回も乞うご期待です!
それでは。
Tweet お問い合わせ
コメント
コメントを投稿