[レビュー] Ravpower RP-PC133購入・レビュー

皆様こんにちは!Nony(  )です!

3月の地震でSM10Zのエンクロージャーにキズが入ってしまいました。。。



先日ONUやルーターに導入してみて好感触を受けなかったUSB-PD対応108Wの充電器ではありますが

やはりGaNを搭載した充電器のほうが良いのでは、ということで、今回USB-A端子を使用できるGaN充電器を新たに導入しました。

RAVPowerのRP-PC133です。USB-A端子とUSB-C端子を備えており、合計で65Wまで出力できます。

今回はこのRP-PC133をONUやルーターの電源として通称「ねこケーブル」「つよねこケーブル」と共に使ってみましたのでそのレビューを記したいと思います。

まずは現在の環境

現在の環境から音楽をいろいろ聴いていきたいと思います。
  • ルーター電源:RP-PC112 + ねこケーブル
  • ONU電源:Satechi 108W充電器 + つよねこケーブル
なお、Canarino Fils内に組み込んだMinimServerとRoon Serverの両方を用いて筆者の所有する音源、ストリーミングサービス上の音源を聴いていきたいと思います。

・・・・うん。
印象は前回の108W充電器のレビューから変わりません。


ONUやルーター本体に付属する充電器よりは幾分かマシなものの、音の出口により近いルーターに使ってしまうとこれまで使用していたRP-PC112と比較してやはり聴けたものではありません。


前回のsatechiの充電器のレビューの言葉をそのまま引用しますと、金管楽器やシンセは刺さり、女性ボーカルやシンバルは潰れ、ダイナミズムが減って奥行きもなくなり頭打ちになった印象が拭えません。

特にホルストの組曲「惑星」より「火星」を聴くと冒頭から徐々に高まっていくスケール感やアグレッシブさが削がれてしまい、なんとも面白くないです・・・


RP-PC133開封

ということで、RP-PC133を試すべく開封していきます。

RP-PC112の購入時と同様に小さい箱です。




USB-PD対応のUSB-C端子および急速充電規格対応のUSB-A端子があります。今回RP-PC133を購入した理由はここにあります。

現在RP-PC112とSatechiの充電器をそれぞれルーターとONUに別々に割り当てていますが、「これをRP-PC133一つで全て賄えることができたら良いな」と考えたわけです。

RP-PC112と分けたほうが良いという判断になればそれもまた経験でしょう。余った充電器は充電器本来の役割として筆者の生活に取り入れていきたいと思います。

早速

まずはRP-PC133一つででONUとルーターのそれぞれに電源を供給します。

余談ですが、配線をもっときれいに整えたいです・・・

で、肝心の音ですが、これがまた大きく変わります。

Satechiを使っていたときのような音の潰れ、ダイナミズムの減少、シンバルやボーカルの刺さりは気にならない程度に低減されます。

それと同時に、一音一音に余分なシャープさがなくなり、流れてくる音楽に落ち着きが与えられた印象を受けました。それでいて音の強弱の急激な変化にもちゃんと追従しており、この時点でRP-PC133の購入による一定の効果に満足してしまいました。

・・・・・・いやいや、ダメですダメです。もう一個の本記事の検証に移りたいと思います。w


RP-PC133 + RP-PC112

次に、無線LANルーター側の電源をRP-PC133からRP-PC112に変更し、それぞれ別の充電器から電源を取る構成にします。


写真左がRP-PC112で、写真右がRP-PC133です。
ちなみにですが、極性はRP-PC133単独のときも含め最も好印象で感じた場合でのレビューとしています。

ということでいざ聴いてみます。

・・・・

まず、低域の描写に関してはこちらに分があります。
ONU側に最大65W、ルーター側が最大61Wと出力にたっぷりと余裕があるからか、ドラムやベースの一つ一つの音に「ふくよかさ」と「しなやかさ」があります。

ただ、RP-PC133一つで再生したときと比較してボーカルやシンセなどの中高域のフォーカス、ピントが若干甘くなる傾向にあり、これらにおいてはRP-PC133単独で使用したときに分があります。

RP-PC133単独において「余計なシャープさが取れた」と述べましたが、さすがにここまで来ると「ピントが合わない」「フォーカスが甘い」と感じます。

最終的に・・・

RP-PC133単独に戻して現在は運用しています。

あくまで私の経験則ではありますが、
  • 低域の不満点については設置方法などで改善の余地があることが多い
  • 中高域は低域と比較して対応が難しい場合もある
という2点から、ボーカルやシンセなどの中高域の表現に分があるRP-PC133単独での運用に落ち着きました。

・・・・とまぁ、思いの外シリーズ化してしまったルーター&ONU用電源環境の旅ではありましたが、




今回のレビューをもってひとまず落ち着いたと考えています。

今まで購入したRP-PC112は出張先でのPC/スマホの充電器として、Satechiの充電器には自宅デスクトップPC周辺での諸々の充電器として活躍してもらうこととします。

特に出張先でのPC充電器は嵩張りますから、これがRP-PC112で置き換えできたらとても楽になります(←という保険があったため今回は購入していろいろ試すことができたというのもあります)

以上、RP-PC133のレビューでした。

Canarino Fils9はデュアルGaN電源、ONUとルーターもGaN電源と「来るところまで来てしまった」感があります。

ロードマップを達成するためにあまり寄り道もできませんが、現在のネットワークオーディオ環境はまだまだ長い付き合いとなりそうですので、少しずつ貯金しながらインシュレーター等の導入も考えていきたいと思います。


今回も最後までお読みいただき誠にありがとうございました!
次回も乞うご期待です!

それでは。

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