[レビュー] ULTRASONE Signatureシリーズ試聴レビュー

皆様こんにちは!Nony(  )です!

2月17日~19日まで名古屋でオーディオフェスタが開催されていましたが、参加された方いかがでしたでしょうか?

私は来年(2024年に)名古屋に行こうかと思っております。
あと大阪にも行きたいですね・・・・・

今回は前回記事に引き続き、ULTRASONE Signatureシリーズの3機種を選ぶ中での試聴の印象をざっくりまとめていきたいと思います。

前回の記事をまだご覧になっていない方は、そちらも合わせてご覧いただけますと幸いです。


早速聴いていく

予算的にSignature PULSEが本命、頑張ってもSignature NATURALまでだと思ったのでまずはこの2機種を聴いていきます。

この時点では「せっかくだからSignature MASTERも聴いておくか」という感じでした。

Signature PULSE

早速聴いていきますが、まずは装着前に細部を見ていきます。

形はまんま「ゾネホン」です。
これまで使用したことのあるゾネホンがHFI-780しかないため、あくまで評価軸がそのレベルになってしまいますが、

ヘッドバンドおよびイヤーパッドのレザーの質がだいぶ良くなっています。
HFI-780は特にイヤーパッドのレザーが微妙で、ひび割れしてから剥がれるまでの期間がだいぶ短かった印象です。

しかしこのSignature PULSE/NATURALに採用されているレザーはヒビ割れこそ避けられないものの、剥がれについてはもう少し粘ってくれそうな印象を持ちました。

また、ヘッドパッドが飛び出た形ではなくなっているため、フィット感も格段に向上しています。

ブロンズ色のフェイスプレートはひと目見て「あっ!Signature PULSEだ!」とわかるデザインでありDJパフォーマンスにうってつけのデザインだと思いますが、個人的にグレーのエナメル塗装が少々気になりました(DJ時の汗が付着すると結構目立ちそうです。)

音はDJヘッドホンらしいパンチの効いたサウンドバランスでいながらも一音一音が尖っているわけでもないのでサウンドバランスさえ許容できれば聴きやすいヘッドホンだと思います。

個人的に驚いたのはダンスミュージック以外の曲も破綻なく再生できることです。
合わせて他のDJモニターをいくつか聴いてみたんですが、中にはダンスミュージック極振りでPOPやロックが聴けたものではないものもあるなか、Signature PULSEはどのジャンルも破綻なく再生します。

個人的にはダンスミュージック主体に近年のアップテンポなジャズやピアノ、ロックなども多く聴くため一聴してなかなかの好印象でした。

Signature NATURAL


デザインはSignature3機種の中で最も好みです。
黒を主体としたパーツ色に、銀色のフェイスプレートで最も主張の小さいカラーリングと思います。

音は3機種の中で最も異なっていて、「ザ・モニター」です。




MDR-CD900ST等の「長年使われ続けている密閉型スタジオモニター」といえば想像がつく方も多いのではないでしょうか?

ボーカルやストリングス、アコギなどの楽器の表現力やオーケストラ等の楽器一つ一つの分離に秀でていますが少々ビートが掴みづらく、私が今回求める用途である「飛行機・新幹線での音楽鑑賞」とはかけ離れるものがあると感じました。

あと上記のサウンドの傾向とも相まって、Signature PULSEと比較すると少々鳴らしにくい印象があります。個人的には据え置きのヘッドホンアンプ、別電源のオーディオインターフェース等と組み合わせたいと感じるところです。

Signature MASTER

もうこの時点でだいぶSignature PULSEの機運は高まっていたのですが、「せっかく東京に来たのだから」とSignature MASTERも試聴しました。



(ごめんなさい。展示機写真撮影忘れました・・・・・・)

まずはSignature PULSE/NATURALと比較してヘッドパッド&イヤーパッドの質がかなり異なります。
上記2機種はプロテインレザー(人工皮革)に対しこちらはシープスキン(天然皮革、羊革)とのことでしっとりとしたさわり心地があり、装着したときの密着感が異なります。密着感はSignature MASTERのほうが上ですが人や季節によっては「蒸れる」と感じることがあるかもしれません。

肝心の音ですが、サウンドバランスについてはPULSEとNATURALの間で、どちらかというとPULSE寄りな傾向です。

腰を軽く据えたピラミッド型のバランスでありながらもSignature PULSEほど鈍重ではなく、敏捷性も兼ね備えたサウンドです。

また、一音一音の輪郭の明確性という意味では最も「ULTRASONEらしい」音をしており、「Signature PROが輪郭はそのまま聴きやすくなった感じ」というのが伝わりやすいと感じます。

PULSEのビートのはっきりしたサウンドも想定使用環境を考えると惹かれるものがありますが、ULTRASONEのサウンドを知っている筆者からするとMASTERも代え難いものがあります。

結局・・・・

Signature PULSEとSignature MASTERを30分~1時間ほど聴き比べしてしまいました。
(eイヤホン秋葉原店さんごめんなさい・・・)

そして先日の記事でも述べた通り
  1. 中古買取で実質12000円値引き
  2. Signature MASTER中古が偶然にも週末特価対象で15000円値引き
という偶然が重なり、

Signature MASTER中古をSignature NATURAL新品よりも安く購入できました。
やはりULTRASONE特有の輪郭バッキバキサウンドには抗えませんでした・・・

試聴や購入に対応してくださったeイヤホン秋葉原店の皆様、誠にありがとうございました!

その他

いろいろ試聴しました


DAPは長いことOpus #1Sを使い続けているので久々にいろいろ見ましたが
どれも大きい・・・(´·ω·`)

当時とはトレンドがだいぶ様変わりしてしまっているのでしょうが、できれば片手に収まるものを作り続けてほしいものです・・・・・

以上、Signature各機種の試聴レビューでした。

それ以外も含め様々なヘッドホンやプレーヤーを試聴でき、久々の大変貴重な機会でした。

次回は購入したSignature MASTERの付属品やお気に入りの楽曲試聴等、よりMASTERに焦点を当てた詳細なレビューをしていきたいと思います。

今回も最後までお読みいただき誠にありがとうございました!
次回も乞うご期待です!

それでは。

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